分類:よもやま話
特殊型外径用C型ハサミゲージ
「特殊型」というのは、一般的なJIS規格形状に対して特殊という意味で、顧客にとっては、これが「一般的」「標準的」な形状仕様であるわけです。
とかく、JIS規格形状を遵守しないといけないとか、JIS規格形状に拠っていれば無難だとかの考え方にこだわりを見せる向きもありますが、JISの規定それ自体で、この「規格形状」は参考例であって、他の仕様形状を排除・否定するものではないとされていますから、顧客の要望なり必要に従ってゲージ形状が決められて然るべきものです。
何が問題になるかというと、測定部長さがまず考慮されるべきことになります。
JIS仕様形状に拠る限りは、止まり部長さが短い(短すぎる)という点がまずあるのですが、ワークの規格によっては、JIS仕様形状での通り部長さでは、ワーク検定時に「ゲージの通り部がワーク計の頂点を超えない」ものとなります。
その辺りはどうなるかは事前に計算で検証しておくわけですが、ワーク計の頂点を超えるとしても、実際にゲージ通り部が通り部として有効に機能する長さがどうなっているかは、明確にされないといけないわけです。
次に、ゲージの「重量」の問題があります。
出来るだけ、堅牢で、かつ、軽量なものの方が作業性は良くなりますから、メーカーとしてはきちんと配慮するべきものです。
右の写真のものは、SUS420J2製です。
現場での寸法検証業務において、ゲージが錆びないということは大きなメリットです。一旦発錆してしまえば、ゲージの寸法精度は定義されるものとはなりません。
ステンレス鋼の場合、全く発錆から免れるとまでは言い切れませんが、SK材での発錆(いわゆる「赤錆」)が海綿状に体積膨張をきたすのに対して、ステンレス鋼の場合、錆の浸食情況はさほど大きなものとはなりませんから、ゲージの寸法精度の維持ないし寸法修復が容易なものとなります。
「特殊型」というのは、一般的なJIS規格形状に対して特殊という意味で、顧客にとっては、これが「一般的」「標準的」な形状仕様であるわけです。
とかく、JIS規格形状を遵守しないといけないとか、JIS規格形状に拠っていれば無難だとかの考え方にこだわりを見せる向きもありますが、JISの規定それ自体で、この「規格形状」は参考例であって、他の仕様形状を排除・否定するものではないとされていますから、顧客の要望なり必要に従ってゲージ形状が決められて然るべきものです。
何が問題になるかというと、測定部長さがまず考慮されるべきことになります。
JIS仕様形状に拠る限りは、止まり部長さが短い(短すぎる)という点がまずあるのですが、ワークの規格によっては、JIS仕様形状での通り部長さでは、ワーク検定時に「ゲージの通り部がワーク計の頂点を超えない」ものとなります。
その辺りはどうなるかは事前に計算で検証しておくわけですが、ワーク計の頂点を超えるとしても、実際にゲージ通り部が通り部として有効に機能する長さがどうなっているかは、明確にされないといけないわけです。
次に、ゲージの「重量」の問題があります。
出来るだけ、堅牢で、かつ、軽量なものの方が作業性は良くなりますから、メーカーとしてはきちんと配慮するべきものです。
右の写真のものは、SUS420J2製です。
現場での寸法検証業務において、ゲージが錆びないということは大きなメリットです。一旦発錆してしまえば、ゲージの寸法精度は定義されるものとはなりません。
ステンレス鋼の場合、全く発錆から免れるとまでは言い切れませんが、SK材での発錆(いわゆる「赤錆」)が海綿状に体積膨張をきたすのに対して、ステンレス鋼の場合、錆の浸食情況はさほど大きなものとはなりませんから、ゲージの寸法精度の維持ないし寸法修復が容易なものとなります。