分類:ハサミゲージの仕様

いくつかの仕様例

(ご案内)

ゲージの仕様に関しては、典型例は『JIS B 7420 -1997』に掲記されていますが、これは「参考」にとどまり、規格としての拘束力を持つものとはされていません。
具体的にゲージの形状仕様をどのように定めるかは、ユーザー側の、①規格精度管理に必要とされる能力を有すること、②重量等の関係で取り扱いやすいこと、③保守管理が容易なこと、④定期校正が容易なこと、⑤購入価格やランニング・コストが低減なこと、等の諸条件を念頭にして設計されるものです。
しかしながら、適切な『限界ゲージ・ガイダンス』本は現状では刊行されておらず、何をどう設計するかの指針に困惑されるケースも稀ではないと思えます。従前から同じ製品を作り続けてきている場合であれば、従前と同様の仕様の限界ゲージを採用していれば良いのですが、従前とは全く異なった製品の製造に踏み出そうとする場合、それに必要な検査システムと測定工具の採用に悩みが生じるわけです。
また、従前からの仕様の限界ゲージの購入価格について、あるいはコストダウンとして安価に購入できるようになるかも知れません。しかしながら、これにも限度があります。かえって、ゲージ仕様そのものから再検討することで、従前と同様な検定能力を有する限界ゲージがいっそう安価なものとできるかも知れません。

ここでは、ほんの若干ですが、仕様設計例をご紹介いたします。
詳細につきましては、是非、お問い合わせ下さい。

⇒ JIS準拠仕様 [PDF]